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2011/04/22

今度の事件は、起こるべくして起きたもので「想定外」ではなかった。

前々から、見たいと思って、保存しておいて、結局まだ見ていなかった「佐藤栄佐久前福島県知事が外国特派員協会での会見」について、詳しく、しかも要点をブログに載せているのを発見!

思わず一気に、読みました!
ビデオはまだ見ていません、、、、もう、見ないかも、、、、、(笑)。

”木霊の宿る町”http://onomar.jugem.jp/ (2011.04.22 Friday)

==転載開始==
 
本日の佐藤栄佐久サイトに外国記者会見での発言が載ったので以下に要点を書き、次頁に全文を貼ります。
 

外国特派員協会記者会見(4月18日)における佐藤栄佐久発言要点:

福島第一原発ができて今年で40年、そのうち18年、知事として原発が起こした問題に取り組んだ

今度の事件は、起こるべくして起きたもので「想定外」ではなかった。なぜ、防げなかったのか、この先、日本は原子力発電についてどんな政策をもつべきかについて話す


去年、2010年の6月17日に今度とそっくりの事故が福島第一で起きた

福島第一原発の2号機で電源が止まり原子炉の中の水が蒸発し始めた。放置すると燃料棒が熱で崩れ、最悪の事態につながる恐れが生じた

このときは非常用ディーゼル発電機が動き、ポンプを手動でスタートさせ、水を戻すことができた

電源を失うと何が起きるのか予行演習をしたようなもの。非常用ディーゼル発電機がやられたらどうなるかと心配しなくてはいけない事故

2
日本の原発政策は地震をずっと軽視してきた

神戸大学名誉教授・石橋克彦さんなどが原発の耐震基準が甘すぎるとたびたび警告した

原子炉は自動停止し建屋もびくともしなかったから耐久力が実証されたという人がいる。しかし、石橋教授が言っていたのは、大きな地震が起きると色々な損害が起き、それが重なり合うと手に負えなくなる、ということ

石橋教授は5年前、国が原発の耐震基準を見直そうとしたとき、専門委員としてその作業に関わっていた。しかしいまある原発がひっかからない程度にするだけだということがわかり委員を辞めた

以上2点により事故は防げたと言える。非常用電源を津波でも大丈夫な場所に移し替えておきさえすれば事故にはならなかった

どうして、国や、電力会社は、原発のリスクに十分備えようとしなかったのか

「安全でないかもしれない」という発想に立った政策になっていないから

危険なものと共存していきたいならリスクに最大限備えようとするのが当たり前だが、リスクがあるとにおわせることすらタブー視する傾向があった

日本の原子力政策は、次のようなロジックで成り立っている

原子力発電は、絶対に必要である
原子力発電は、絶対に安全だということにしないといけない

東電の経営者を全部入れ替えたら、直るのか

保安院を経産省から出したら直るのか

直らない

福島第一、第二原発では故障やひび割れがたくさん見つかったが、その点検記録を書き換えて、なかったことにしていた

それがわかったのが、2002年8月

このとき東電の社長、会長、担当副社長、元社長の相談役2人、合計5人が辞職した

経営者を入れ替えても事故が起きた

日本経済に原発が必要である
燃やしてできるプルトニウムは再利用しないといけない
つまり、必要だから必要なんだという理屈が延々と続いていく

これは、怖い理屈。国会議員だろうが、だれであろうが、この理屈には立ち向かえない

これだけ有無を言わさないロジックが出来上がると、リスクをまともに計量しようとする姿勢すら踏みつぶされてしまう

事実を隠したり、見て見ぬふりをすることが、まるで正義であるかのような、そんな倒錯した価値観までできる

こんな状態でどれだけデータを見せられて安全だといわれても安心できない

安心とは、サイエンスではない 安心とは、信頼

原発を動かしている人を信頼できないと安心はない

私は、いまある原発を全部止めてしまえという意見ではない

しかしいまのままの形で原発を続けていくことはできない

原子力安全委員会という、原発の安全政策の基本を決める組織は、ろくな審議もせず、有名無実

安全委員会を完全な独立組織とし、委員を国民から選ぶ制度にする必要がある

ドイツやフランスは、原発政策を変えるときなど何年も何年も議論を尽くす。あらゆる過程に、市民の声が入る工夫をしている

今は、ありとあらゆる方法を尽くし、手間と暇をかけて、データや紙切れのうえの安全性でなく、信頼に裏打ちされた安心をつくらないといけないとき

日本の民主主義が、試されている。立派な仕組みをつくり、これなら安心だと、世界中の人に思ってもらう必要がある

そうしないと外国の人もお金も日本には入ってこなくなる。原発を生かして、日本経済をつぶすことになる


以上の全文は↓このサイトにあります:

http://eisaku-sato.jp/blg/2011/04/000052.html

時間のある方は、じっくり動画でご覧ください。
佐藤栄佐久前福島県知事が外国特派員協会で会見(2011年04月18日)
300k をクリックしたら見れます

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